クレジットカードの現金化は闇金？危険な理由やリスクについて詳しく解説

「急な出費でお金が必要になり、クレジットカードの現金化を検討している」
「SNSやネットで見かけた即日現金化のサービスが闇金ではないかと疑っている」
「カード現金化を利用した場合、どんなトラブルやリスクがあるのか知りたい」

実は、クレジットカードの現金化は法的にもグレーゾーンであり、違法な闇金業者が関与しているケースも少なくありません。

この記事では、カード現金化と闇金の関係や、利用した際に起こり得る違法性・金利の罠・取り立てリスクについて詳しく解説します。

安易に手を出して後悔しないためにも、正しい知識を身につけておきましょう。

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クレジットカードの現金化とは？

クレジットカードの現金化とは、カードのショッピング枠を使って商品やサービスを購入し、それらを第三者に売却して現金を得る行為を指します。

例えば、金券やブランド品など換金性の高い商品をクレジットカードで購入し、買取業者などを通じて現金化するという流れが一般的です。

一見すると合法的に見える現金化ですが、実際には実態のない取引を装って現金を手に入れるケースが多く、カード会社の規約違反に該当する可能性が高いです。

また、こうした現金化サービスの一部は、実質的に闇金業者と同様の手口を用いており、法外な手数料や高額な返済要求が発生する危険もあります。

現金化を利用すれば即座に資金が手に入るように思えますが、信用情報に傷がつく・カード停止・法的トラブルなどのリスクが非常に高いため、安易に利用しないでください。

クレジットカードの現金化は闇金と同様違法な行為

クレジットカードの現金化は、一見すると違法性が低いように思えるかもしれません。

しかし実態としては、闇金業者が関与しているケースや実質的に高利で現金を貸し付ける違法行為にあたるケースも多く、重大な法的リスクが伴います。

実際に現金化業者が摘発される事件も相次いでおり、利用者も刑事責任を問われる可能性があるため、軽い気持ちで利用しないでください。

ここでは実際に起きた事件についてみていきましょう。

カード現金化で高利貸し付け

2024年4月の時事通信による報道では、東京都内の現金化業者が換金性の高い商品を購入させたうえでそれを買い取る手口を使い、手数料として実質的に数十％の利息を徴収していたことが明らかになりました。

この業者は、利用者にすぐに現金が手に入ると勧誘し、消費者金融からの借入が難しい人々をターゲットにしていました。

しかし、手数料を差し引いた金額を渡していたため、貸金業法の上限をはるかに超える超高利貸しとなっていたのです。

このような行為は、形式的には商品の売買を装っていますが、実態は利息を得る目的の融資であり、闇金と同様の違法貸付に該当します。

参照：カード現金化で高利貸し付け容疑　１３人逮捕、約２５億円得たか―警視庁

闇金とは異なるクレジットカードの現金化の方法

クレジットカードの現金化には、闇金のような違法貸付とは異なる買取式やキャッシュバック式といった手法が存在します。

表向きには合法的に見えるこれらの方法ですが、実際にはグレーゾーンに位置し、法的リスクやトラブルに巻き込まれる危険もあるため注意が必要です。

1. 買取式
2. キャッシュバック式

買取式

買取式の現金化は、ユーザーがクレジットカードで商品を購入し、それを現金化業者に買い取ってもらうという方法です。

例えば、高額な電子機器・商品券・ブランド品など換金性の高い商品を購入し、業者がその商品を買い取ることで現金が手に入る仕組みをいいます。

このやり取りの中では、業者が高額な手数料を差し引くことが多く、結果として非常に不利な条件で現金を手にすることになるでしょう。

また、カード会社側の規約では現金化目的の利用を禁じていることが一般的であり、発覚した場合はカード停止や強制解約のリスクもあります。

さらに、業者によっては実体のない商品を扱っていたり、買取価格を事前に明示しないといった不透明な取引をおこなうことも。

このため、買取式の現金化は表向きの合法性とは裏腹に、多くのリスクを伴う行為であることを理解しておいてください。

キャッシュバック式

キャッシュバック式の現金化は、クレジットカードで高額な商品やサービスを購入すると、業者が一定の金額をキャッシュバックとして利用者に返金するという形式です。

例えば、旅行パックや美容商品などを購入すると、後日数万円が現金として振り込まれるといった仕組みがよく見られます。

購入と現金受け取りの流れが明確に分かれているため、業者側は販売促進の一環と主張することが多いですが、実質的にはカードを使った現金調達手段にほかなりません。

この方法も手数料が高く、キャッシュバックされる金額が購入金額の50〜70％にとどまることが多く、非常に割の悪い取引となりがちです。

さらに、こちらもカード会社に現金化目的と判断されれば規約違反とみなされ、カードの利用停止や信用情報への悪影響を招く可能性もあります。

また、購入した商品やサービスが本来の目的ではない場合、景品表示法違反や詐欺罪に問われるケースもあり、法的リスクを伴うグレーな手法であることは否めません。

クレジットカードの現金化をすると闇金と同じリスクがある

一見、手軽な資金調達方法に見えるクレジットカードの現金化ですが、実際には闇金に手を出した場合と似たようなリスクが存在します。

以下では、現金化に伴う代表的なリスクを解説しますので、参考にしてください。

1. カード利用停止・強制解約の可能性
2. 信用情報に傷がつく
3. 詐欺やトラブルに巻き込まれる
4. 高額な手数料で損をする
5. 刑事罰の可能性もある

カード利用停止・強制解約の可能性

クレジットカード会社は、カードの現金化を明確に禁止しており、利用規約にも現金化目的の利用は禁止と明記している場合がほとんどです。

現金化が発覚すれば、カードの利用停止や強制解約の対象となり、今後の生活や経済活動に大きな影響を及ぼすことになりかねません。

特に、公共料金の支払いやサブスクリプションサービスなどにカードを利用している場合、それらの契約が止まるなど二次被害も想定されます。

カード会社は不審な取引や不自然な購入履歴をアルゴリズムで検知しており、現金化を試みた際の動きもすぐに確認される可能性があります。

一度記録が残れば、他社カードの新規発行や限度額の増額審査にも悪影響を及ぼすことになり、短期的な資金調達のために長期的な信用を損なうことになりえるでしょう。

信用情報に傷がつく

クレジットカードの現金化行為が信用情報機関に報告されることは少ないものの、カードの強制解約や支払い遅延が発生した場合には確実に信用情報に記録されます。

この状態が続くと、いわゆるブラックリストに載ることになり、住宅ローンや他社クレジットカードの審査に通らなくなるかもしれません。

一度信用情報に傷がつくと、回復には最低でも5年間が必要とされ、その間は金融機関との取引に大きな制限がかかります。

現金化の一時的なメリットと引き換えに、将来の資金調達や生活設計に大きな支障をきたすことを十分に理解しておいてください。

詐欺やトラブルに巻き込まれる

現金化を請け負う業者の中には、詐欺まがいの行為をおこなう悪質な業者も多く存在します。

例えば、事前に提示されたキャッシュバック額が実際には受け取れない・購入した商品が実在しない・返金されないなどのトラブルが多発しています。

また、個人情報やカード情報を悪用され、不正利用や二次被害につながることも。

一度でもこうした業者に情報を渡してしまうと、しつこい勧誘や悪質な取立ての標的となる危険性も否めません。

闇金業者が背後にいるケースも報告されており、安易に利用することで犯罪組織とつながるリスクがあります。

高額な手数料で損をする

カード現金化では、取引手数料として30％程度が差し引かれるケースが多く、実際に手元に残る現金はカード利用額の70％程度にとどまります。

これに加え、クレジットカードの分割払いやリボ払いによる金利も発生するため、最終的な返済額はさらに増加します。

短期的な資金繰りのために、将来的に何倍ものコストを支払うことになるこの手法は、非常にコストパフォーマンスが悪く、健全な家計管理とはいえません。

また、闇金業者と同様に今すぐ現金が欲しいという弱みに付け込む構造であることから、金銭的に切迫しているほど損を拡大しやすくなるのが現実です。

刑事罰の可能性もある

現金化そのものを利用者側が罪に問われるケースは少ないですが、業者によっては詐欺罪や貸金業法違反などに問われる可能性もあります。

そのような業者を利用し、現金を受け取ることで、結果的に共犯関係と見なされる可能性も否定できません。

また、過去にはクレジットカードの現金化によって詐欺行為に加担したとして利用者が事情聴取を受けたり、場合によっては逮捕されたりする事例も報告されています。

悪質な業者と複数回にわたり取引していたり、高額な現金化を繰り返していた場合には、警察や検察からの追及を受けるリスクも現実的です。

結果的に、闇金と同等の法的リスクを背負う可能性がある点に注意が必要です。

クレジットカードの現金化をする前に確認！闇金に騙されないようにする対策4選

安易にクレジットカードの現金化や闇金業者に頼るのは非常に危険です。

以下では、現金化や闇金に頼らず、安心して資金を確保するための代替手段を詳しく解説します。

1. 消費者金融や銀行カードローンの利用
2. 質屋での買取・質入れ
3. フリマアプリや買取業者での不用品売却
4. 公的支援制度・社会福祉の活用

消費者金融や銀行カードローンの利用

クレジットカードの現金化や闇金に頼る前に、まず検討すべきなのが消費者金融や銀行のカードローンです。

これらは正規の貸金業者が法律に基づいて運営しており、金利や返済条件が明示されているため、安心して利用できるでしょう。

特に、消費者金融の中には即日融資に対応しているところもあり、急な出費にも柔軟に対応可能です。

また、銀行系カードローンであれば、より低金利で借りられる可能性があります。

審査はありますが、審査基準や金利は公式サイトや比較サイトで事前に確認できるため、自身の状況に応じた選択が可能です。

質屋での買取・質入れ

現金がすぐに必要な場合、質屋の活用も有効な手段です。

質屋では、貴金属・ブランド品・家電・楽器などを担保に現金を借りる質入れができます。

担保があるため、信用情報や収入証明の審査が不要で、必要な金額を迅速に調達することが可能です。

質入れの特徴は、期限内に利息を払って元金を返済すれば品物が戻ってくるという点です。

万が一返済できなかった場合でも、質屋が担保品を処分することで契約が終了するため、借金が残ることはありません。

フリマアプリや買取業者での不用品売却

不用品の売却も、合法的かつ安全に現金を手に入れる方法のひとつです。

メルカリやラクマといったフリマアプリを使えば、スマホひとつで全国の購入希望者と直接取引が可能で、人気の商品であれば数時間〜1日程度で現金化できることもあります。

また、大量に不用品がある場合や即時で現金化したい場合は、買取専門業者の利用も有効。

宅配買取や出張買取に対応している業者も増えており、売却までの手続きも簡単です。

家電・書籍・衣類・ホビー用品など、意外と家の中には現金化できるものが眠っていることが多くあります。

身の回りのものを整理しながら現金を得る方法は、精神的にも負担が少なく、経済的にも健全な選択肢です。

公的支援制度・社会福祉の活用

経済的に困窮した場合、公的な支援制度の利用を検討することも重要です。

例えば生活福祉資金貸付制度や緊急小口資金など、市区町村の社会福祉協議会が実施している低利・無利子の貸付制度があります。

これらは生活の立て直しを目的とした制度で、返済計画に無理がないよう配慮されています。

また、生活保護や住居確保給付金など、収入状況によっては金銭面だけでなく生活全般の支援が受けられるケースも。

公的支援は恥ずかしい・面倒という理由で敬遠されがちですが、違法な闇金やカード現金化に比べれば、はるかに安心・安全といえるでしょう。

クレジットカードの現金化の際に頼りになる闇金相談可能な弁護士・司法書士事務所

すでにクレジットカードの現金化をしている、闇金同様の違法な金利を設定されているといった場合には、速やかに法律専門家に相談することが重要です。

以下に紹介する弁護士・司法書士事務所は、現金化トラブルにも強く、闇金相談に豊富な実績をもっています。

安全な解決のための頼れる選択肢として、ぜひチェックしてください。

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6. ふくだ総合法務事務所
7. 司法書士アクティブ法務事務所
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9. グリフィン法務事務所
10. シン・イストワール法律事務所

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