過払い金請求にかかる費用はいくら?かかる費用の相場と安く抑える方法

「過払い金請求をしたいが、依頼する費用がどれくらいか分からない」
「費用を払ったのに結局赤字になるのでは?と不安に感じている」
「少しでも費用を抑えて依頼する方法が知りたい」

過払い金請求を検討している方の多くが不安に感じるのが、費用はいくらかかるのかという点です。

弁護士や司法書士に依頼する際には相談料や着手金・成功報酬などが発生する場合があり、その仕組みや相場を理解していないと請求しても手元に残らないのでは?という心配につながります。

実際には、費用体系は事務所によって異なり、着手金無料や成功報酬制を採用しているところも多いため、無理なく依頼できる環境が整っています。

本記事では、過払い金請求にかかる一般的な費用の内訳と相場・費用を安く抑える方法について詳しく解説。

費用面の不安を解消し、安心して過払い金請求を始めるための参考にしてください。

過払い金請求にかかる費用の種類

過払い金請求にかかる費用の種類

過払い金請求にかかる費用は、着手金・成功報酬・減額報酬・実費など複数に分かれます。

依頼先の事務所ごとに設定が異なるため、それぞれの意味と相場を理解しておくことが大切です。

  1. 着手金
  2. 成功報酬
  3. 減額報酬
  4. 実費

着手金

着手金とは、弁護士や司法書士に過払い金請求を依頼する際に、手続きを始めるための初期費用を指します。

かつては数万円〜数十万円を前払いするケースも一般的でしたが、現在では依頼者の負担を減らすために着手金無料を掲げる事務所も増えています。

着手金が発生する場合、その金額は事務所によって異なりますが、1社あたり2万~5万円程度が相場です。

着手金が必要な事務所では依頼時点で現金が必要になるため、資金に余裕がない人にとってはハードルになることもあります。

一方で、着手金無料の事務所は依頼しやすい反面成功報酬がやや高めに設定されている場合もあるため、総合的な費用を比較して判断しましょう。

成功報酬

成功報酬は、実際に過払い金を取り戻せた場合にのみ発生する費用です。

返還額の一定割合(15〜25%程度)が報酬として差し引かれるのが一般的。

例えば過払い金を100万円回収できた場合、報酬が20%であれば20万円を事務所に支払い、残り80万円が手元に戻る計算になります。

成功報酬制のメリットは、依頼者がリスクを負わずに手続きを進められる点です。

万一過払い金が発生しなかった場合は報酬も発生しないため、安心して依頼できるでしょう。

ただし、報酬率は事務所ごとに異なり、訴訟を経て返還額を増やした場合には上乗せされるケースもあります。

そのため、最終的にどのくらい手元に残るのかを事前に確認しておいてください。

減額報酬

減額報酬とは、過払い金請求や任意整理において、将来支払う予定だった借金が減額された場合に発生する報酬です。

例えば200万円の借金が交渉によって150万円に減額された場合、その50万円分の減額に対して一定割合(10%程度)が報酬として請求されます。

つまり、実際に現金として返還される過払い金がなくても支払うべき金額が減ったという成果に応じて報酬が発生する仕組みです。

減額報酬は全ての事務所で発生するわけではなく、設定していないところもあります。

ただし、設定がある場合には依頼者にとって想定外の費用になることもあるため注意してください。

契約前に減額報酬の有無と割合を必ず確認し、総額での負担を把握しましょう。

実費

実費とは、過払い金請求の手続きに必要な郵送費や印紙代・交通費など、実際に発生する事務処理の費用を指します。

例えば、業者に取引履歴を開示請求するための郵便代や、訴訟を起こす場合の裁判所に納める印紙代などがこれに含まれます。

金額は事務所や案件によって異なりますが、数千円から数万円程度が一般的です。

実費は必ずしもまとまった費用になるわけではありませんが、成功報酬や着手金とは別に請求されるため見落としがちです。

依頼時に実費はどのくらいかかるのか・どの段階で精算するのかを確認しておくと、後から思わぬ出費に驚くことを防げます。

過払い金請求の費用相場

過払い金請求の費用相場

過払い金請求を依頼する際の費用は、依頼先が弁護士か司法書士かによって異なります。

ここでは、それぞれの費用相場と特徴を解説し、依頼前に知っておくべき比較ポイントを整理します。

  1. 弁護士に依頼する場合の費用相場
  2. 司法書士に依頼する場合の費用相場
  3. 弁護士と司法書士の費用を比較するポイント

弁護士に依頼する場合の費用相場

弁護士に過払い金請求を依頼する場合、費用相場は着手金が0〜5万円/1社、成功報酬が回収額の20%前後、減額報酬が減額分の10%前後とされています。

特に弁護士は140万円を超える高額な過払い金請求や、訴訟が必要なケースにも対応可能な点が大きな強みです。

訴訟を経ると返還額が増える可能性があるため、その分の報酬率(25%程度)を設定している事務所もあります。

弁護士事務所は交渉力や訴訟対応力が高く、大手金融業者に対してもしっかり交渉できるのが魅力ですが、その分費用は司法書士よりやや高めです。

ただし確実に取り戻したい・高額請求の可能性があるという場合には、弁護士に依頼する方が安心できる選択肢といえます。

司法書士に依頼する場合の費用相場

司法書士に依頼する場合の費用相場は、着手金が0~3万円/1社、成功報酬が回収額の15〜20%前後、減額報酬は0〜10%程度とされています。

弁護士に比べて報酬率が低めで、依頼費用を抑えやすいのがメリットです。

ただし司法書士の場合、1社あたりの請求額が140万円を超える案件は法律上扱えず、その場合は弁護士への依頼が必要になります。

140万円以下の案件であれば、司法書士に依頼しても十分な対応が可能で、迅速かつ丁寧に解決してくれる事務所も多いです。

コストを抑えながら過払い金請求を進めたい人や、比較的少額の返還を見込んでいる人にとっては、司法書士への依頼が現実的な選択肢となるでしょう。

弁護士と司法書士の費用を比較するポイント

弁護士と司法書士の費用を比較する際に重要なのは、案件の金額規模と依頼する目的です。

弁護士は高額案件や訴訟が必要な場合に強みを発揮し、交渉力や回収率の高さが期待できますが、費用はやや高めに設定されています。

一方、司法書士は報酬率が比較的低く、少額案件であれば費用対効果に優れているのです。

ただし140万円を超える案件は扱えないため、規模の大きな請求には不向きです。

また、着手金の有無や成功報酬の割合・減額報酬の設定なども事務所によって差があります。

単純に安いから司法書士と決めるのではなく、自分の案件額はいくらか・交渉や訴訟が必要になりそうかを基準に選ぶことが大切です。

裁判になった際にかかる費用

裁判になった際にかかる費用

過払い金請求は交渉で解決するケースが多いですが、金融業者が返還に応じない場合は裁判になることもあります。

その際には印紙代や郵券・公的書類の取得費用など追加の出費が発生するため、事前に把握しておくことが重要です。

  1. 印紙代(手数料)
  2. 予納郵券
  3. 公的書類の取得費用

印紙代(手数料)

裁判を起こす際には、訴状に貼り付ける印紙代(収入印紙)が必要となります。

これは裁判所に支払う手数料にあたり、請求金額によって金額が変わるのが特徴です。

例えば、過払い金請求額が100万円の場合は1万円前後、200万円の場合は2万円前後といったように、段階的に設定されています。

印紙代は一度納めれば追加で請求されることはありませんが、過払い金の返還額が大きいほど高額になります。

そのため高額な過払い金を回収するには裁判も必要と考える場合、印紙代の負担を見込んでおきましょう。

なお、弁護士に依頼する場合はこの印紙代も立て替えてもらえるケースが多く、後から精算する形になることもあります。

予納郵券

予納郵券とは、裁判で必要となる郵便切手のことで、裁判所が訴訟関係者に書類を送付する際に使用されます。

これは訴訟を起こす際にあらかじめまとめて裁判所に納める仕組みになっており、金額は裁判所ごとや請求金額・当事者数によって異なります。

一般的には、数千円から1万円程度が必要となるケースが多いです。

予納郵券は返還請求の相手方への通知や裁判所からの呼び出しなどに使われるため、必ず準備しておく必要があります。

仮に余った場合には返還されますが、不足すると追加で納めなければならず、手続きが遅れる原因にもなりかねません。

弁護士や司法書士に依頼した場合は、この郵券も含めて必要額をまとめて案内してくれるため、依頼者自身が細かく準備する必要はほとんどありません。

公的書類の取得費用

裁判で過払い金請求をする場合、住民票や印鑑証明書・登記事項証明書などの公的書類を提出する必要があります。

これらは本人確認や手続き上の要件を満たすために欠かせないもので、取得にはそれぞれ数百円から数千円程度の費用がかかります。

例えば、住民票の写しは300〜400円前後、印鑑証明書は500円前後が一般的です。

請求先が法人の場合は、会社の登記事項証明書を取得することもあり、こちらは600円程度かかります。

複数の書類が必要になるケースもあるため、トータルでは数千円規模の出費になることが多いでしょう。

裁判所に提出する正式書類である以上、不備があると手続きが進まなくなるため、漏れなく準備することが大切です。

過払い金請求の費用を安く依頼できる弁護士・司法書士事務所

過払い金請求の費用を安く依頼できる弁護士・司法書士事務所

過払い金請求は、依頼する事務所によって費用が大きく変わります。

着手金無料や成功報酬制を導入している事務所を選べば、費用を抑えつつ安心して依頼可能です。

ここでは、コスト面で良心的かつ実績豊富な事務所を紹介します。

  1. 司法書士法人アストレックス
  2. グリーン司法書士法人
  3. ウイズユー司法書士事務所
  4. 司法書士てらやま事務所
  5. 司法書士法人ホワイトリーガル
  6. シン・イストワール法律事務所

司法書士法人アストレックス

司法書士法人アストレックス

住所 大阪府大阪市中央区谷町2丁目4番5号 谷町センタービル10階
受付時間 9:00~21:00
電話番号 0120-232-079
対応地域 全国
初回相談費用 無料
任意整理の費用 着手金:22,000/1社
成功報酬:返還額の18〜20%
個人再生の費用 330,000〜385,000円+実費
自己破産の費用 330,000〜385,000円+実費

司法書士法人アストレックスは、過払い金請求や債務整理に強みをもつ専門事務所で、費用の明瞭さと利用者への配慮が高く評価されています。

特に着手金0円・相談料無料の方針を採用しているため、依頼時にまとまった資金を準備する必要がなく、費用面で不安を抱える方でも安心して相談できるでしょう。

成功報酬についても相場内に抑えられており、過払い金が回収できなかった場合は報酬が発生しない仕組みです。

さらに、依頼者の状況に応じて分割払いに対応してくれる柔軟さもあり、経済的に厳しい立場の人にも利用しやすいのが魅力。

コストを抑えながらも、豊富な実績に基づいた確実なサポートを受けられる点が、大きな強みといえるでしょう。

司法書士法人アストレックスの口コミ

依頼から着手まで非常に早く、費用の分割にも応じて頂き、全て終了後もアフターフォローがあるので最後まで安心できました。ありがとうございました。

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\相談料無料&取立・催促即日ストップ!/

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グリーン司法書士法人

グリーン司法書士法人

住所 【東京】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 新宿野村ビル12階
【大阪】大阪府大阪市中央区難波4丁目4−4 難波御堂筋センタービル8階
【名古屋】愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング11階
受付時間 平日:9:00~20:00
土日祝:9:00~18:00
電話番号 0120-797-031
対応地域 全国
初回相談費用 無料
任意整理の費用 21,780円〜/1社
個人再生の費用 300,000円〜
自己破産の費用 264,000円〜

グリーン司法書士法人は、過払い金請求や任意整理に特化した専門事務所で、費用面において依頼者に配慮した体制を整えています。

特徴的なのは着手金無料と完全成功報酬制を採用している点で、請求が成功しなければ費用が一切かからない安心設計になっています。

成功報酬の割合も明示されており、依頼者が事前に総費用を把握できるため、後から予想外の請求が発生する心配がありません。

特に年間数千件以上の相談実績をもち、経験豊富な司法書士が交渉を担当することで、過払い金の返還額を最大化する力があります。

費用を抑えながらも確実な結果を求めたい方にとって、グリーン司法書士法人は非常に心強いパートナーとなるでしょう。

グリーン司法書士法人の口コミ

最初は初めてだったので不安もありましたけど、いろいろ親身に対応していただき、迅速な対応だったので本当に助かりました。だいぶ精神的にも楽になりました。今後もよろしくお願いします。

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ウイズユー司法書士事務所

【債務整理】ウイズユー司法書士事務所

住所 大阪府大阪市北区東天満2-9-1 若杉センタービル本館7階
受付時間 24時間
電話番号 0120-165-056
対応地域 全国
初回相談費用 無料
任意整理の費用 11,000〜110,000円/1社
個人再生の費用 528,000円〜
自己破産の費用 473,000円〜

ウイズユー司法書士事務所は、依頼者に寄り添った柔軟な対応と良心的な費用設定が特徴の事務所です。

過払い金請求では相談料・着手金無料を徹底しており、依頼時に経済的な負担がかからない点が大きな安心材料となります。

成功報酬も過払い金の返還額から支払う形を採用しているため、事前に現金を用意する必要がなく、依頼者がリスクを抱えずに手続きを進められます。

さらに、依頼者の状況に応じて分割払いにも対応しており、費用面でのハードルを下げている点も高く評価されている事務所です。

迅速な過払い金回収と利用者目線に立った費用体系を兼ね備えていることから、多くの相談者に選ばれている事務所といえるでしょう。

ウイズユー司法書士事務所の口コミ

ここでの体験は本当に素晴らしかったです!サービスは丁寧で、雰囲気もとても良く、手続きなども早かったです。また必ず訪れたいと思います。

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司法書士てらやま事務所

住所 愛知県名古屋市中村区則武2丁目14番4号 カーサスギトピア2E
受付時間 9:00~20:00
電話番号 0800-200-2111
対応地域 全国
初回相談費用 無料
任意整理の費用 基本報酬:33,000円/1社
通信費:2,200円/1社
個人再生の費用 330,000円〜385,000円+実費
自己破産の費用 275,000円+実費

司法書士てらやま事務所は、地域密着型のサポートと分かりやすい費用体系で信頼を集めている事務所です。

特徴は、初回相談料や着手金を無料としているため、依頼を始める時点で費用負担を心配せずに相談できる点。

さらに、成功報酬も過払い金の返還額に応じて設定されており、返還がなかった場合は報酬も発生しません。

特に小規模事務所ならではの強みとして、代表司法書士が直接相談に対応してくれるため、費用や進め方について不安があっても丁寧に説明を受けられます。

全国対応も可能でありながら、利用者一人ひとりに寄り添った対応を心掛けており、費用面・対応面の両方で安心でしょう。

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司法書士法人ホワイトリーガル

司法書士法人ホワイトリーガル

住所 東京都港区三田1−3−40 天祥麻布十番ビル408
受付時間 10:00~18:00
電話番号 0120-768-878
対応地域 全国
初回相談費用 無料
任意整理の費用 44,000円/1件+実費
個人再生の費用 385,000〜440,000円+実費
自己破産の費用 330,000円+実費

司法書士法人ホワイトリーガルは、過払い金請求の実績が豊富で、費用面でも依頼者に配慮された仕組みを整えています。

最大の特徴は着手金0円・相談料無料・成功報酬制を採用している点です。

これにより、過払い金が回収できなければ費用が一切発生しないため、依頼者にリスクがありません。

また、報酬率は相場の範囲内に収めつつも透明性が高く、契約前に総額の見積もりを提示してくれるため安心して依頼できるでしょう。

金融業者との交渉経験が豊富な司法書士が担当し、返還額の最大化を目指して徹底的にサポートしてくれます。

費用を抑えつつも成果にこだわりたい人にとって、信頼できる事務所といえるでしょう。

\しつこい催促の電話を即日ストップ可能!/

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シン・イストワール法律事務所

シン・イストワール法律事務所

住所 東京都千代田区平河町2-4-13 ノーブルコート平河町4F
受付時間 24時間
電話番号 0120-313-216
対応地域 全国
初回相談費用 無料
任意整理の費用 着手金:58,300円/1社
減額報酬:減額分の11%相当
個人再生の費用 506,000〜605,000円+11,000円/1社
自己破産の費用 407,000〜506,000円+実費+11,000円/1社

シン・イストワール法律事務所は、弁護士が直接対応してくれる点が大きな強みで、費用面でも依頼しやすい条件を整えています。

特に相談料・着手金無料を徹底しており、依頼を始める際の負担がありません。

成功報酬は過払い金の返還額から支払う形を採用しているため、自己資金がなくても依頼可能。

さらに、弁護士事務所でありながら報酬率は相場の範囲内に収められており、訴訟案件にも柔軟に対応できる点は司法書士事務所にはない魅力です。

過払い金が140万円を超える高額案件や、金融業者が強硬な態度をとるケースでは特に強い交渉力を発揮します。

費用を抑えつつも専門性と実績を兼ね備えた法律事務所として、過払い金請求を確実に進めたい方に最適といえるでしょう。

シン・イストワール法律事務所の口コミ

マイナスの口コミ見て少し不安でしたが実際に行ってみたらすごく感じが良くて解決も思ったより全然スピーディでした。ありがとうございました。

引用:Google

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過払い金請求の費用を抑える方法

過払い金請求の費用を抑える方法

過払い金請求は専門家へ依頼するのが安心ですが、費用が気になる方も多いでしょう。

実は、初回無料相談や成功報酬制・法テラスの利用などを活用すれば、費用負担を抑えて依頼することが可能です。

  1. 初回無料相談を活用する
  2. 成功報酬制の事務所を選ぶ
  3. 法テラスを利用して分割払いする

初回無料相談を活用する

過払い金請求を検討する際には、まず初回無料相談を活用することが費用を抑える第一歩です。

多くの弁護士・司法書士事務所では電話やオンラインでの初回相談を無料で提供しており、過払い金請求の対象になるか・どれくらいの金額が戻る可能性があるかを把握できます。

無料相談を利用すれば、複数の事務所を比較して費用体系や対応の丁寧さを見極められるため、無駄な支出を防げるのも大きなメリットでしょう。

また、事務所によってはその場で概算の返還額をシミュレーションしてくれるケースもあり、依頼する価値を判断する材料になります。

お金をかけずに情報収集できる無料相談は、コストを抑えつつ最適な依頼先を見つけるために積極的に活用すべきサービスです。

成功報酬制の事務所を選ぶ

過払い金請求の費用を抑えるもうひとつの方法は、成功報酬制を採用している事務所を選ぶことです。

成功報酬制とは、実際に過払い金を取り戻せた場合にのみ報酬が発生する仕組みで、着手金や相談料が無料の事務所も多く見られます。

これにより、依頼時点での負担がなく、費用を前払いする必要もありません。

万が一過払い金が発生しなかった場合は報酬もゼロとなるため、リスクを抱えずに依頼できる点が大きな魅力です。

ただし、成功報酬の割合は事務所によって15〜25%程度と幅があるため、契約前に必ず確認しておきましょう。

費用を安く抑えたい場合は、成功報酬率が低く、かつ減額報酬が設定されていない事務所を選ぶと最終的に手元に残る金額を大きくできます。

法テラスを利用して分割払いする

費用をさらに抑えたい、もしくは一括での支払いが難しい場合には法テラス(日本司法支援センター)を利用する方法があります。

法テラスは、経済的に余裕がない人でも法的サービスを受けられるよう、弁護士や司法書士の費用を立て替えてくれる制度を設けています。

立て替えられた費用は分割払いで返済できるため、依頼時にまとまった金額を用意する必要がありません。

収入や資産の基準を満たす必要はありますが、生活が厳しい人にとっては大きな支えになります。

さらに、法テラスを通じて紹介される弁護士や司法書士は、過払い金請求の実績をもつ専門家であることが多いため、安心して依頼できるでしょう。

過払い金請求の費用は事前確認が大切

まとめ|過払い金請求の費用は事前確認が大切

過払い金請求にかかる費用は、着手金・成功報酬・減額報酬・実費などに分かれ、依頼する事務所によって金額や仕組みが異なります。

弁護士の場合は高額案件や訴訟に強く、司法書士は少額案件で費用を抑えやすいといった特徴があります。

いずれの場合も初回無料相談や成功報酬制を活用すれば依頼時の負担を軽減でき、法テラスを利用すれば分割払いでの対応も可能です。

大切なのは、依頼前に総額の見積もりを確認し、自分に合った事務所を選ぶことです。

費用面での不安を解消すれば、過払い金を取り戻す第一歩につながるでしょう。