借金の返済が滞り、「このままでは裁判になるのでは…」と不安を感じていませんか?
実際に支払いを続けられずにいると、債権者から訴訟を起こされ、最終的には給与や預金の差し押さえに発展することもあります。
しかし、裁判前に正しい対応を取れば、深刻な事態を避けることも可能です。
本記事では、借金トラブルが裁判に発展する流れと、差し押さえを回避するための方法を詳しく解説します。
借金問題の対応に強い弁護士・司法書士も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
借金を滞納して裁判になるまでの具体的な流れ
借金を滞納したからといって、すぐに裁判になるわけではありません。
通常は、債権者が督促や催告を行い、支払いを促す段階を経たうえで、それでも返済がなされない場合に裁判へと発展します。
ここでは、滞納から裁判、最終的な差し押さえに至るまでの一般的な流れを詳しく解説します。
滞納から督促状・催告書が届く
借金の返済を滞納すると、まずは債権者から「督促状」や「催告書」が届きます。
これは返済を促すための最初の警告であり、文書には返済期限や延滞金、今後の対応方針などが記載されていることが一般的です。
この段階で支払いや相談を行えば、裁判に発展するのを防げる可能性があります。
電話や訪問による取り立てが始まる
督促状などを無視し続けると、債権者から電話や自宅への訪問といった直接的な取り立てが始まる場合があります。
これらは法律の範囲内で行われる必要がありますが、精神的負担が大きくなるケースも少なくありません。
早めに債務整理や返済の相談をすることが重要です。
内容証明郵便での最終通告が届く
取り立てにも応じず、返済が一向に行われない場合、債権者は「内容証明郵便」による最終通告を送ることがあります。
これは法的措置の予告ともいえるもので、「このまま支払いがなければ法的手段に訴える」といった文言が記されていることが多く、裁判の直前段階にあたります。
裁判所から支払督促・訴状が届く
最終通告にも応じないと、債権者は実際に裁判所へ申し立てを行い、「支払督促」や「訴状」が届くことになります。
これは正式な法的手続きの開始を意味し、放置すると自動的に判決が確定してしまいます。
内容に異議がある場合は、期日までに「異議申立書」を提出しなければなりません。
判決確定後に財産の差し押さえが執行される
裁判で敗訴した場合、もしくは無視して欠席判決が出た場合、判決が確定すると債権者は差し押さえの手続きに進めます。
これにより、給与、預貯金、不動産などの財産が強制的に回収される可能性があります。
生活への影響が極めて大きいため、裁判になる前に対応することが重要です。
借金トラブルによる裁判を無視したらどうなるのか?
裁判所から訴状や支払督促が届いても「怖くて開けられない」「面倒だから放置」と無視してしまう人もいます。
しかし、裁判を無視する行為は極めて危険です。
判決は債権者の主張通りに確定し、財産の差し押さえや信用情報への悪影響など深刻な事態を招く可能性があります。
ここでは、裁判を無視した場合に起こる主なリスクについて解説します。
裁判を無視すると“欠席判決”が下される
裁判所から届いた訴状や支払督促を無視して何も対応しないままでいると、「欠席判決」が言い渡されます。
被告が出廷せず、反論も行わなかったと判断され、原告である債権者の請求通りの内容で判決が確定してしまう制度です。
結果として、返済義務が法的に認められ、争う余地があっても一方的に不利な状況になります。
裁判通知は放置せず、必ず確認と対応をすることが重要です。
給与や預金などの財産が差し押さえられる
欠席判決や支払督促が確定すると、債権者は債務者の財産に対して強制執行を申し立てられます。
具体的には、銀行口座の預金、給料、不動産などが差し押さえの対象となり、裁判所から勤務先や銀行へ通知が届くケースもあります。
特に給与の差し押さえは職場に知られる可能性が高く、社会的信用や生活にも大きな影響を及ぼすので、無視は絶対に避けるべきです。
信用情報に傷がつきローンやクレジットに支障が出る
裁判を通じて債務が確定し、支払いの遅延や差し押さえなどが発生すると、その情報は信用情報機関に登録されます。
いわゆる「ブラックリスト入り」となり、一定期間、クレジットカードの新規発行や更新、住宅ローンや自動車ローンの利用がほぼ不可能です。
携帯電話の分割契約すら通らなくなるケースもあるため、信用回復までの影響は長期に及びます。
裁判を無視し続けると追徴や延滞損害金も膨らむ
裁判を無視して支払い義務を果たさないままでいると、元金に加えて延滞利息や遅延損害金が加算され続け、最終的に支払うべき総額が大幅に膨らむことになります。
判決が確定すると年利で数%〜14%程度の遅延損害金が発生することもあり、時間が経つほど負担が増します。
対応を後回しにするほど経済的なダメージが大きくなるため、早期の相談と行動が不可欠です。
借金で裁判になるのはどんなケース?
借金をしたからといって、すぐに裁判になるわけではありません。
ここでは、借金トラブルが実際に裁判に発展する代表的なケースを解説します。
長期間の滞納で債権回収が困難になった場合
借金の返済が数ヶ月以上滞り、連絡も取れないような状況が続くと、債権者は任意の回収が難しいと判断し、法的手段に踏み切る可能性が高くなります。
特に信用情報に傷がつくことを気にせず放置してしまうケースでは、裁判を通じて強制的に回収を図られることが一般的です。
遅延が長期化するほど利息や損害金も増えるため、早めの対応が肝心です。
契約通りの返済がされず再三の督促にも応じない場合
返済契約に基づいて決められた期日や金額を守らず、さらに債権者からの電話や書面での督促にも一切応じない場合、裁判に発展するリスクが高まります。
債権者側は交渉の余地がないと判断し、裁判所を通じて法的に返済義務を確定させようとします。
こうした対応を避けるには、たとえ返済が厳しくても無視せず、事情を説明して誠意を見せることが大切です。
保証人が返済を拒否している場合
借金には主債務者のほかに保証人が付いていることがあり、主債務者が返済不能になった場合、保証人に対して請求が行われます。
しかし、保証人が支払いを拒否したり、無視したりすると、債権者は保証人を被告として訴訟を起こすことがあります。
保証契約は法的に重い責任を伴うため、「知らなかった」「関係ない」といった言い訳は通用しません。
借金が原因で裁判所から通知が届いたらすべきこと
借金トラブルにより、裁判所から支払督促や訴状などの書類が突然届くと、驚きと不安で何もできなくなる方も多いでしょう。
しかし、放置してしまうと一方的に判決が下り、給与や預金が差し押さえられるリスクが高まります。
ここでは、通知を受け取った際に取るべき具体的な行動を3つに分けて解説します。
異議申し立て
届いた書類が「支払督促」の場合、内容に納得できないときは「異議申し立て」を行うことで正式な裁判へ移行させることができます。
異議申し立てとは裁判所からの通知に対して自分の意見や反論を法的に表明する手続きです。
異議申し立てには2週間程度の提出期限があるため、内容をしっかり確認したうえで早めに手続きを進める必要があります。
弁護士に相談するとスムーズです。
答弁書の提出
通知が「訴状」の場合には、裁判での主張を記載した「答弁書」の提出が必要です。
これは債権者側の請求に対して、自分が認める点・否定する点を明記する重要な書類で、期限内に提出しないと自動的に債権者の言い分が認められてしまいます。
記載内容によって裁判の行方が大きく変わるため、専門家のサポートを受けながら丁寧に作成するのがおすすめです。
債務整理
借金が返済できない状況で訴訟に発展してしまった場合、「債務整理」を検討するのも一つの手段です。
任意整理や個人再生、自己破産など、自身の状況に合わせた法的手続きを行うことで、借金問題を根本的に解決できます。
債務整理を開始すると、訴訟手続きが一時停止されるケースもあるため、早めに弁護士や司法書士に相談しましょう。
借金の裁判に強いおすすめの弁護士・司法書士5選
借金の相談に強いおすすめの弁護士・司法書士事務所を5ヵ所厳選して紹介します。
それぞれ実際に利用した方の口コミも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.司法書士法人アストレックス
事務所名 | 司法書士法人アストレックス |
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所在地 | 大阪府大阪市中央区谷町2丁目4番5号 谷町センタービル10階 |
対応地域 | 全国 |
オンライン対応 | 可 |
営業時間 | 平日 9時~21時 日曜 10時~18時 ※土曜日は完全予約制 |
初回相談料 | 無料 |
出張対応 | 相談可 |
任意整理の費用 | 1社 11,000~(税込) 成果報酬18%~20%+消費税 |
個人再生の費用 | 税込330,000円~385,000円+実費 |
自己破産の費用 | 330,000円(税込)~+実費 |
司法書士法人アストレックスは、任意整理・過払い金請求・時効援用など、債務整理に幅広く対応している事務所です。
特に、依頼者の生活再建を重視した丁寧な対応が特徴で、借金問題の根本解決に力を入れています。
相談は何度でも無料、着手金ゼロ・分割払い可といった利用しやすい料金体系も魅力です。
全国対応で、電話やLINEからも気軽に相談でき、忙しい方や遠方の方にも選ばれています。
\相談料無料&取立・催促即日ストップ!/
司法書士法人アストレックスの口コミ
経済的に苦しく、事情を説明したところ、分割にも応じて頂けました。
入院中も、連絡したら待って頂けました。
大変感謝しています。
私は弱い人間です。
もしもの時は、またお世話になります。引用:GoogleMap
2.グリーン司法書士法人
事務所名 | グリーン司法書士法人 |
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所在地 | 【東京】東京都新宿区西新宿1丁目26番2号新宿野村ビル12階 【大阪・相続】大阪府大阪市中央区高麗橋4丁目5番2号 高麗橋ウエストビル2階 【大阪・債務整理】大阪府大阪市中央区難波4丁目4-4 難波御堂筋センタービル8階 【名古屋】愛知県名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング11階 |
対応地域 | 全国 |
オンライン対応 | 可 |
営業時間 | 平日 9時~20時 土日祝 9時~18時 |
初回相談料 | 無料 |
任意整理の費用 | ・着手金無料・基本料金(1社):21,780円(税込)~ ・過払い金返還成功報酬:取り返した額の20%(裁判で回収した場合:25%) ※別途実費等が必要 |
個人再生の費用 | ・着手金無料 ・基本料金:330,000円(税込) |
自己破産の費用 | ・着手金無料 ・基本料金:264,000円(税込)~ |
グリーン司法書士法人は、累計相談実績2万件超の豊富なノウハウを持ち、任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求など債務整理全般に精通しています。
相談料・着手金は無料で、費用は分割払いも利用できます。
債務整理の着手と同時に督促停止もできる点が大きな強みです。
オンライン相談、LINE対応や夜間・土休日対応で全国から気軽に利用できる点も魅力です。
\10,000件以上の相談実績あり&土日祝対応!/
グリーン司法書士法人の口コミ
ずっと返済して来ましたが無理をしてしまいどうしようと考えてました。
無理診断をして電話が来てお世話になる事にしました。
判らない事はメールやLINEで答えて頂けるので安心しました。引用:GoogleMap
3.ウイズユー司法書士事務所
事務所名 | ウイズユー司法書士事務所 |
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所在地 | 大阪府大阪市北区東天満2-9-1 |
対応地域 | 全国 |
オンライン対応 | LINE(新規相談者専用) |
営業時間 | 9時~21時 |
初回相談料 | 無料 |
任意整理の費用 | 1社 11,000~110,000円(税込) |
個人再生の費用 | 528,000円(税込)~ |
自己破産の費用 | 473,000円(税込)~ |
ウイズユー司法書士事務所は、債務整理に特化し、任意整理・消滅時効援用・過払い金請求・個人再生・自己破産など幅広く対応しています。
相談・着手金無料、費用は分割・後払い可能な点が大きな特徴です。
受任後は債権者からの督促が即日ストップし、24時間365日LINEやメールで相談できます。
また、女性専用窓口もあり、プライバシー保護も徹底しています。
\無料相談24時間対応&分割払い・後払い可/
ウイズユー司法書士事務所の口コミ
迅速な対応をして頂き、助かりました。
アフターケアもしっかりして頂き、
対応以降の状況なども気にかけてくれます。引用:GoogleMap
4.司法書士てらやま事務所
事務所名 | 司法書士てらやま事務所 |
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所在地 | 愛知県名古屋市中村区則武2丁目14番4号 カーサスギトピア 2E |
対応地域 | 全国 |
オンライン対応 | 可 |
営業時間 | 10:00~18:00 |
初回相談料 | 無料 |
任意整理の費用 | 1社 33,000円~ |
個人再生の費用 | 330,000円~ |
自己破産の費用 | 275,000円~ |
司法書士てらやま事務所は、累計2,000件以上の対応実績を誇り、任意整理・自己破産・個人再生・過払い金請求・消滅時効援用に幅広く対応しています。
着手金ゼロで、相談から書類提出まで司法書士が一貫対応、初期費用不要・分割払い可能なので、経済的に不安を抱える方でも安心です。
全国対応&出張相談ありで、遠方や来所困難な方にも親切なサポート体制です。
\借金問題解決2,000件以上&相談無料!/
司法書士てらやま事務所の口コミ
親身な対応で、安心して任せられました。
借金に悩み続けていましたが、相談してよかったです。
5.法律事務所フォワード(Citron)
事務所名 | 法律事務所フォワード |
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所在地 | 東京都渋谷区円山町5‑3 MIEUX渋谷ビル3階 |
対応地域 | 東京都渋谷区近郊 |
オンライン対応 | 可能 |
営業時間 | 平日 10:00~18:00 |
初回相談料 | 無料 |
任意整理の費用 | 11,000円~ |
個人再生の費用 | 330,000円~ |
自己破産の費用 | 330,000円~ |
法律事務所フォワード(Citron)は、渋谷区拠点の借金問題専門事務所で、任意整理は着手金11,000円からという低価格設定が魅力です。
相談料は何度でも無料、着手金や報酬も分割対応可能で、依頼翌日には債権者への取り立てや督促を即時ストップしてくれます。
心理カウンセラー資格を持つ弁護士在籍で、不安を軽減しながら全国どこでもオンライン対応する点も大きな強みです。
\メールで相談OK!/
法律事務所フォワードの口コミ
初めての相談でしたが、とても分かりやすく説明してくれて安心しました。
悩まずに相談してみることをおすすめします。
借金の裁判に強い弁護士・司法書士の選び方
借金問題が裁判に発展した場合、自力での対応はリスクが高く、専門家のサポートが不可欠です。
ここでは、裁判対応に強い専門家を見極めるために注目すべき3つのポイントを紹介します。
債務整理の実績が豊富な弁護士・司法書士を選ぶ
借金トラブルに強いかどうかは、過去の対応実績に表れます。
任意整理や自己破産、個人再生などの債務整理を数多く手がけている弁護士・司法書士であれば、裁判対応の経験も豊富で、最適な解決策を提案してくれる可能性が高まります。
公式サイトに掲載された実績や、解決件数・分野の比率などをチェックしてから依頼しましょう。
無料相談ができる弁護士・司法書士を選ぶ
初期費用をかけずに相談できる無料相談制度を設けている事務所を選ぶと、経済的な負担を抑えつつ状況整理が可能です。
複数の事務所に相談することで、対応の丁寧さや解決方針の違いを比較できます。
無料相談ができる複数の事務所に相談して、自分に合った相談先を見つけましょう。
口コミ・評判が良い弁護士・司法書士を選ぶ
実際に相談・依頼した人の声は、事務所選びの大きな判断材料になります。
Googleレビューや専門口コミサイト、SNSなどでの評価を確認し、「対応が早かった」「分かりやすかった」「親身に相談に乗ってくれた」といった具体的な声がある事務所は信頼性が高いといえるでしょう。
逆に、強引な勧誘や高額請求など悪評が多い事務所は避けた方が無難です。
借金トラブルが裁判に発展しそうな人によくある質問
借金の返済が難しくなってくると、「このままでは裁判になるのでは」と不安を感じる方も多いはずです。
実際、裁判に至る前にはいくつかの段階があり、正しい対応をすれば回避できるケースも少なくありません。
ここでは、借金問題が法的トラブルに発展しそうなときに、よく寄せられる疑問とその答えをわかりやすく解説します。
揉めずに和解する方法はありますか?
借金トラブルを裁判にせずに解決するには、「任意整理」などの債務整理や直接の話し合いによる和解が有効です。
特に弁護士や司法書士が介入すれば、債権者との交渉がスムーズに進み、返済額の減額や分割払いの合意が得られる可能性もあります。
早めに専門家へ相談することで、裁判に発展する前に穏便な解決ができるでしょう。
裁判所からの呼び出しには必ず応じる必要がありますか?
はい、裁判所から届く訴状や呼び出し状を無視すると、「欠席判決」が下され、債権者の請求通りに支払い義務が確定してしまいます。
反論や異議がある場合は、期日までに「答弁書」や「異議申立書」を提出することで、自身の主張を裁判で示せます。
無視せず、内容をよく確認したうえで、必要に応じて専門家に相談しましょう。
どのような流れで裁判になるのですか?
借金を滞納すると、まずは債権者から電話・書面による督促が行われるでしょう。
それでも返済がされない場合、内容証明郵便による最終通告を経て、裁判所に訴訟を提起されます。
支払督促や訴状が届くと、正式な裁判が始まり、答弁書や出廷が求められます。
判決が確定すると、強制執行(差し押さえ)に至る可能性もあるため、早期対応が重要です。
借金の裁判前に弁護士・司法書士へ相談すれば差し押さえを回避できる
借金トラブルが裁判に発展すると、最終的には給与や預金などの差し押さえに至る可能性があります。
しかし、裁判に進む前に弁護士や司法書士へ相談すれば、債務整理や和解交渉を通じて、差し押さえを回避できるケースも多くあります。
専門家に依頼することで、督促の停止や返済計画の見直しなど、最適な対策が可能です。
放置せず、早めに弁護士・司法書士へ相談しましょう。